青春18きっぷで近畿方面へ(一日目)
一日目、それは16日である。
大気が不安定、と天気予報は言っていたが・・・
朝6時に起床し、7時15分の琵琶湖線に乗る。大津駅で降りて、びわ湖浜大津駅へ向かう。
目的は、「歩くまち京都レールきっぷ」
滋賀県はびわ湖浜大津から京都市内JRや京阪線など乗り放題で¥1300
栗東から最も近い販売場所がびわ湖浜大津なので、15分かけて駅間を歩く。
時々晴れ間も見える曇り空のびわ湖浜大津を出て、小雨がぱらつく二条でJR線へ乗り換え。
青空を覗かせつつ雨模様の花園で降りる。
向かう先は妙心寺。冬の特別拝観期間で、仏殿・浴室「明智風呂」、玉鳳院が拝観できるとのこと。
でもその前に、花園駅にほど近い花園会館で妙心寺の朱印帳を購入。
妙心寺法堂の狩野探幽作八方睨みの龍図をモチーフにしたカッコいい御朱印帳である。
妙心寺を巡る頃には雨は本降り。この日の予想最高気温が9度だったから
冷たく冷たく冷たい雨だった。
妙心寺の北門を出て嵐山線で御室仁和寺に向かう時には、雨が上がり曇り空に。
そう言えば、天気予報は午前中雨で、のちに晴れと言ってた。
そろそろ天気が回復するのか、と思いきや、仁和寺でまた降られた。今度はあられ!
寒いとわかっていたから着る物は多めで何とか凌げるものの、手のこと忘れていた。
無防備な手は寒さで赤くなり、霜焼けになりそうだった。3月も半ばなのに。
そのあられも仁和寺を出る頃には止み、帷子ノ辻、太秦天神川、烏丸御池を経て北大路へ。
日が射して少し暖かく感じる道を、北大路から徒歩15分強の大徳寺へ向かう。
大徳寺でも冬の特別拝観で法堂・方丈・唐門、そして織田信長像のある総見院に入れるのである。
大徳寺の門をくぐるとまず・・・
通常非公開の興臨院の春の特別拝観期間が始まっていて、「これはラッキー」とばかりに拝観。
院内を案内してくれた男性の「東寺の五重塔がありますよね。その高さが54.8mありますが
この場所は、ちょうどその高さ位なのです。それで京都駅の辺りは雪が降らなくともこの辺りでは
積もったりするのです」と言うのを聞き、京都の高低差すごい!と(変なことに)感動する。
相変わらず雨が降ったり止んだりする中、法堂・方丈・唐門、そして総見院へ。
総見院の信長像は信長存命時に作られたため、本人によく似ているのだそう。
日本史の教科書でみる絵とはちょっと、いやけっこう違うね。
総見院ではまた雨が降り出していて、寒すぎて足早に拝観。3つある茶室の入り口にある手を掛けるところの形がみな違うと言うのを見るの忘れてしまった。
雨にも降られ、けっこう歩きもして疲れていたので、今出川にある俵屋吉富へ。
冬の特別拝観ではスタンプラリーをやっていて、集めると「ちょっと一服券」として使える。
そこで、一服券を使って俵屋吉富でお抹茶と和菓子をいただく。はあ〜^_^ 疲れがとれる。
しばしの休憩を挟んだあと今出川駅へ戻り、烏丸御池で乗り換えて東山。
本日最後の観光、平安神宮へ。ここの御朱印帳が青龍・玄武・白虎・朱雀が描かれていてカッコいいんだよね。
お参りを済ませ御朱印帳をゲットし、帰宅したのが午後6時すぎ。
大徳寺を出た後は雨に降られなかったけれど、本当に大気が不安定な一日だった。